「子どもを本好きにさせる本」
幼児は何かを学ぶとき、「理屈ぬきで何かを覚える」という純粋な記憶力で習得し、
後でそれを理解するようになる…
今読んでいる本の一節だ。
昔のことを思い出した。
私の幼児期は、「三丁目の夕日」の時代より少し前だ。
子どもの図書館なんて、なかったんだと思う。
親戚の子が読み古した絵本を譲り受けて、何度も何度も読んでいた。
雑誌だって読み捨てにはしなかった。
祖父母の家に、その雑誌はあった。
「幼稚園」とか「一年生」のような雑誌だったと思う。
ときどき遊びに来る孫(私)のために買ってくれたのだろう。
たぶん最初は、おじいちゃんが読み聞かせてくれたと思う。
文字はまだ読めなかったが、内容は覚えてしまった。
記憶にあるのは、ある家族のお話。
登場人物の顔の絵が並んでいて、顔の下に
「おとうさん」「おかあさん」「おにいさん」「おねえさん」「いもうとさん」「おとうさん」と書いてあった。
みんな明るく元気です、みたいな話だった。
この家族には、「おとうさん」が二人いる。
あとの方の「おとうさん」は子どものような顔のおとうさんだ。
ヘンな家族…と、こども心に思いながら、祖父母の家へ行くたびに読んでいた。
あとの方の「おとうさん」が「おとうとさん」であると気付いたのは、
小学校に入って、ひらがなを覚えてからだ。
だから、丸暗記の読書なんて意味がないとずっと思っていた。
しかし、そうでもないらしい。それどころか、
読み聞かせによる暗記は右脳の働きを伸ばす、と、この本に書いてある。
私の右脳が伸びたとは思いがたいが、
読み聞かせが、人間の根本的な部分に作用して、頭と心を作っていくのは確かなようだ。
子どもを本好きにさせる本
筆:大石寛子
後でそれを理解するようになる…
今読んでいる本の一節だ。
昔のことを思い出した。
私の幼児期は、「三丁目の夕日」の時代より少し前だ。
子どもの図書館なんて、なかったんだと思う。
親戚の子が読み古した絵本を譲り受けて、何度も何度も読んでいた。
雑誌だって読み捨てにはしなかった。
祖父母の家に、その雑誌はあった。
「幼稚園」とか「一年生」のような雑誌だったと思う。
ときどき遊びに来る孫(私)のために買ってくれたのだろう。
たぶん最初は、おじいちゃんが読み聞かせてくれたと思う。
文字はまだ読めなかったが、内容は覚えてしまった。
記憶にあるのは、ある家族のお話。
登場人物の顔の絵が並んでいて、顔の下に
「おとうさん」「おかあさん」「おにいさん」「おねえさん」「いもうとさん」「おとうさん」と書いてあった。
みんな明るく元気です、みたいな話だった。
この家族には、「おとうさん」が二人いる。
あとの方の「おとうさん」は子どものような顔のおとうさんだ。
ヘンな家族…と、こども心に思いながら、祖父母の家へ行くたびに読んでいた。
あとの方の「おとうさん」が「おとうとさん」であると気付いたのは、
小学校に入って、ひらがなを覚えてからだ。
だから、丸暗記の読書なんて意味がないとずっと思っていた。
しかし、そうでもないらしい。それどころか、
読み聞かせによる暗記は右脳の働きを伸ばす、と、この本に書いてある。
私の右脳が伸びたとは思いがたいが、
読み聞かせが、人間の根本的な部分に作用して、頭と心を作っていくのは確かなようだ。
子どもを本好きにさせる本
筆:大石寛子

